長崎県の生活環境と家賃の相場

長崎県の平均世帯の収入は、福岡などの都市部と比べて少ないと言われていますが、生活費をはじめとした出費を差し引いた残金には、大きな差が見られないことが統計データからわかります。したがって、長崎県は生活コストが安く、少ない収入でも豊かに暮らすことができるエリアだと言えそうです。

また、真夏日と冬日を除く日数が全国5位となっており、1年を通して快適に暮らせるということも魅力的な特徴です。平成25年に環境省が行った測定によると、日本で一番空気がきれいな都市にも選ばれています。さらに、日々生活する上で気になる犯罪の発生率も低く、平成26年の人口10万人あたりの刑法犯認知件数は、全国平均の半分以下と、安全面でも秀でているようです。しかも、日本は地震大国と言われていますが、長崎県では震度6以上の揺れに見舞われる確率が5%と言われているため、全国平均の29.3%を大きく下回っていることも、暮らしやすさを考える上ではポイントになります。

ちなみに、いざ住むとなると気になるのが長崎県の家賃相場ですが、長崎県の主要都市である長崎市や佐世保市は50,000円前後、諫早市や雲仙市は55,000円前後になっており、ほとんどの地域が5万円台で賃貸物件を借りることができます。間取りによっても金額は異なりますが、ワンルームなら30,000円台後半で探すことも可能です。

それに、長崎県は人口10万人あたりの病院の数や医師の数も全国で上位を占めているので、万が一病気になったときにも安心感がありますし、医療従事者なら転職先も見つけやすいでしょう。